KOTOKO – 羽 –

　話題性が高かった割に、いざ聴いてみたらだめぽ。
　KOTOKOに何を求めるかにもよると思うけど、正直KOTOKOのデビューアルバムというよりは、あくまでI’veの一員としてKOTOKO名義で出してみました的な感じだな。マジでデビューアルバムにしたいんだったら数曲でいいからI’ve以外がアレンジした楽曲で歌って欲しかった。カバーでもいいから。

　さて、クレジットにチーフレコエンジニアとあるが、おそらく新録のボーカルを録った人かな。ミックスはおそらくアレンジャー名義のI’veのメンバーがやったんだろうな。音質がI’veの悪かった時期に戻ってしまった感じがしたが、やっつけ仕事だったんだろうか。高橋洋子の今度出るシングルとコストは同じかもしれない気がする･･･。
　あと、CGMixがアレンジしたやつ、アレンジはいいんだけど、音色がな。ああいうアレンジするならストリングスの音色は考えないといけないような気がする。おそらく、今回の講座の中であった、シンセの入れ方ひとつで壮大になる曲もただのゲームミュージックになってしまうっていうパターンだろうな。
　やっぱI’veはゲーム音楽の域を脱しきれないチームなのかもしれない（ユーロやテクノもある意味ゲーム音楽的な要素が強いからな。いや、逆でユーロやテクノの流れがゲーム音楽に流れたのか）。