映画 HELLO WORLD
映画HELLO WORLDをTOHOシネマズ仙台で見てきた。
見に行くきっかけはヒロインの瑠璃が可愛かったから。まぁ、キャラデザが「けいおん!」の人なのであずにゃんぽいというか。最近だと22/7計算中のCGキャラを見ている感じだった。
シナリオはSF考察が弱いというか、何でも量子つけとけば技術革新のことを言えるという感じで面白みがなかった。そういう意味では青春ブタ野郎はうまくタイトルに物理法則の名称を含めて表現していたなと。
結局の所、脳死状態で脳を活性化させるために仮想世界で現実世界と同じ意識を持つところまで体験(計算)させて脳に流し込むための話というのはわかったが、現実世界から仮想世界に来た大人の主人公も実は仮想世界を取り巻くその外側の仮想世界の記憶の人格でという二重構造だったのだろうか。そしてその主人公自体が脳死状態で記憶を取り戻したというのがオチだったのだろうか。「君の名は」の街が実は消滅していたというようなインパクトを与えたかったようには感じたんだけど、わかりにくかった。
結局、話しに情報不足が多くてイマイチ感が強かった。これは劇場版ソードアート・オンラインの時もなんとなく思ったから、監督の力量不足なのかなぁ。
あと、見てくれもイマイチと言うか、あのグローブ、もうちょっとなんとかならなかったのかとか、仮想世界の崩壊もデジタルっぽく見せようとしてるんだけど、何故かアナログっぽいように感じて。まぁ、量子メモリという膨大だけど曖昧さをも吸収できる記憶装置ってことであんな感じにしたんだろうか。
BGMもなんか統一感なかったし。
文化庁の助成金入りの作品らしいし、監督、脚本などなどやりたいことが同じ向きを向いてなかったと思うような作品だった。
瑠璃が可愛かったことだけが救いか。